プローブ情報を活用した情報提供システムに関する研究
個々の車から得られる位置や速度などのプローブ情報を最大限活用し、時々刻々と変化する交通状況の予測値に基づいたダイナミックな経路案内システムの開発を行っています。具体的には、離散的な位置情報を経路に変換する効率的なマップマッチング、過去情報とリアルタイム情報の融合、右左折所要時間を加味したルート探索、CO2排出量が最少になるエコルート探索などの研究を行っています。この開発により、既存道路の有効活用による渋滞緩和と新しい交通情報ビジネスの創生が期待されています。
世界初の新しいロードプライシング(駐車デポジットシステム)に関する研究
低炭素交通システムを実現するためには、LRT(次世代路面電車)の導入やTDM(交通需要マネジメント)の実施といった従来型の交通政策だけでなく、電気自動車等次世代自動車を有効に活用するために、優先レーンなど道路空間を再配分することや、充電ステーションの効果的配置、カーシェアリングなどの施策も有効と考えています。本研究は、次世代自動車の有効活用のために都市インフラや制度側からの支援について研究を行うもので、交通部門の低炭素化を着実に誘導できるパッケージ施策と実現化手法を提案することを目的としています.
次世代自動車の普及とパッケージ型交通戦略に関する研究
低炭素交通システムを実現するためには、LRT(次世代路面電車)の導入やTDM(交通需要マネジメント)の実施といった従来型の交通政策だけでなく、電気自動車等次世代自動車を有効に活用するために、優先レーンなど道路空間を再配分することや、充電ステーションの効果的配置、カーシェアリングなどの施策も有効と考えています。本研究は、次世代自動車の有効活用のために都市インフラや制度側からの支援について研究を行うもので、交通部門の低炭素化を着実に誘導できるパッケージ施策と実現化手法を提案することを目的としています.
災害発生時の交通政策に関する研究
東日本大震災の際に東京都では帰宅困難者が9万人以上であったと言われています。中部地方でも東海・東南海・南海地震の連動による巨大地震の発生が予見され、特に名古屋大都市圏で大きな被害が出ると予測されています。本研究では、名古屋大都市圏で巨大地震等の大規模災害が発生した際の、帰宅者の行動、渋滞状況などシミュレートするシステムを構築し、災害発生時の交通政策の評価をおこなっています。
《 その他,最近の主な研究業績 》
- 道路・公共交通機関利用料金に対する人間の行動変化予測
- 社会的受要性の高い世界初の都心部自動車流入抑制策
- 『駐車デポジットシステム(PDS)』の効果予測・運営方法検討・社会実験の実施
- 新型路面電車(LRT)の導入による都市交通の変化
- コミュニティサイクルの使われ方に関する研究
- 都市における自転車走行空間のあり方
- エコドライブ促進のための購入行動分析
- 電気自動車の普及・需要予測とインフラ整備のあり方