「未来モビリティ」に関する研究テーマ例
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未来モビリティシステムのあり方
- 交通弱者にやさしいモビリティシステムに関する研究
- 移動の社会的価値に関する研究
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自動運転
- 自動運転車の社会的受容性に関する研究
- 自動運転車の保有と共同利用に関する研究
- 自動運転車の普及が交通流に及ぼす影響分析
- 自動運転タクシーシェアリングサービスに関する研究
- 自動運転車の合流調停システムのシミュレーション分析
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EV・FCV
- 電気自動車への転換可能性に関する分析
- 燃料電池車の購入意向に関する分析
- 水素ステーションの受容性に関する分析
「公共交通」に関する研究テーマ例
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公共交通システムの存在価値に関する分析
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中山間地域の公共交通需要分析
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静岡MaaSの影響評価
「モビリティサービス評価」に関する研究テーマ例
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カーシェアリング
- カーシェアリングの普及に関する研究
- カーシェアリング車両の走行経路に関する研究
- カーシェアリングステーションの潜在需要分析
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パーキング
- パーキング予約システムの受容性分析
- パーキング料金プランに関する分析
- 自動バレーパーキングに関する分析
「交通行動分析」に関する研究テーマ例
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多様化する都市交通行動のモデル化
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土地利用と交通行動の関係に関する時系列分析
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高齢者の移動の潜在需要分析
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高齢者の運転行動分析
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散策行動を含む歩行者行動のモデル化
「安全・防災」に関する研究テーマ例
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自動車事故
- 事故多発区間における車両挙動の異常検知分析
- 生体反応データによる運転ストレス分析
- 運転ストレス分析と国際比較
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自転車事故
- 自転車事故リスク要因の分析
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防災・減災
- 南海トラフ地震に備えた支援物資供給チェインの最適化
- スーパー伊勢湾台風における減災策
「ビッグデータ活用」に関する研究テーマ例
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携帯電話基地局データの交通政策への活用
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複数データを用いた観光流動と交通流動に関する分析
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公共交通ICカードデータを用いた利用者長期行動分析
International Case Studies
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アジア
- 中国のHSRと日本の新幹線の比較分析
- 中国のカスタムバスの需要分析
- ベトナムにおけるP&Rシステム分析
- シンガポールにおけるレーンベース交通マネジメントの効果分析
- インドネシアにおけるPDS研究
- インドにおけるTOD政策に関する分析
- カンボジアにおける公共交通計画に関する分析
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アフリカ
- モロッコ・カサブランカにおける道路ネットワークの信頼性評価
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ヨーロッパ
- パリ市における自転動車シェアリングシステムに関する研究
- 名古屋市とパリ市における自転車利用と事故に関する比較分析
- ルーマニアにおける交通行動分析
より社会性の高い交通システムを求めて
- Vehicles in Networks -
《 人・道路・情報・エネルギーのネットワークの中でつながるクルマ 》
名古屋大学森川・山本・三輪研究室(NUTREND)は、人々が便利で快適に暮らすことのできる社会を環境・エネルギー的に持続可能にすることを、主に「交通」という切り口から取り組んでいます。人間は、「交通」すなわち自分自身が移動したり物を移動させたりすることで、より豊かな暮らしを得てきました。街や集落も、道路・港・鉄道によって形作られてきました。しかし、人類最高の発明の一つである自動車が最近では環境・エネルギー・まちづくり問題の脅威ともなっています。これからの自動車は道路ネットワーク上を走るだけでなく、情報ネットワーク、エネルギーネットワークの中でつながっていき、より社会性の高さを求められると考えています。
プローブ情報を活用した情報提供システムに関する研究
個々の車から得られる位置や速度などのプローブ情報を最大限活用し、時々刻々と変化する交通状況の予測値に基づいたダイナミックな経路案内システムの開発を行っています。具体的には、離散的な位置情報を経路に変換する効率的なマップマッチング、過去情報とリアルタイム情報の融合、右左折所要時間を加味したルート探索、CO2排出量が最少になるエコルート探索などの研究を行っています。この開発により、既存道路の有効活用による渋滞緩和と新しい交通情報ビジネスの創生が期待されています。
世界初の新しいロードプライシング(駐車デポジットシステム)に関する研究
低炭素交通システムを実現するためには、LRT(次世代路面電車)の導入やTDM(交通需要マネジメント)の実施といった従来型の交通政策だけでなく、電気自動車等次世代自動車を有効に活用するために、優先レーンなど道路空間を再配分することや、充電ステーションの効果的配置、カーシェアリングなどの施策も有効と考えています。本研究は、次世代自動車の有効活用のために都市インフラや制度側からの支援について研究を行うもので、交通部門の低炭素化を着実に誘導できるパッケージ施策と実現化手法を提案することを目的としています.
次世代自動車の普及とパッケージ型交通戦略に関する研究
低炭素交通システムを実現するためには、LRT(次世代路面電車)の導入やTDM(交通需要マネジメント)の実施といった従来型の交通政策だけでなく、電気自動車等次世代自動車を有効に活用するために、優先レーンなど道路空間を再配分することや、充電ステーションの効果的配置、カーシェアリングなどの施策も有効と考えています。本研究は、次世代自動車の有効活用のために都市インフラや制度側からの支援について研究を行うもので、交通部門の低炭素化を着実に誘導できるパッケージ施策と実現化手法を提案することを目的としています.
災害発生時の交通政策に関する研究
東日本大震災の際に東京都では帰宅困難者が9万人以上であったと言われています。中部地方でも東海・東南海・南海地震の連動による巨大地震の発生が予見され、特に名古屋大都市圏で大きな被害が出ると予測されています。本研究では、名古屋大都市圏で巨大地震等の大規模災害が発生した際の、帰宅者の行動、渋滞状況などシミュレートするシステムを構築し、災害発生時の交通政策の評価をおこなっています。
《 その他,最近の主な研究業績 》
- 道路・公共交通機関利用料金に対する人間の行動変化予測
- 社会的受要性の高い世界初の都心部自動車流入抑制策
- 『駐車デポジットシステム(PDS)』の効果予測・運営方法検討・社会実験の実施
- 新型路面電車(LRT)の導入による都市交通の変化
- コミュニティサイクルの使われ方に関する研究
- 都市における自転車走行空間のあり方
- エコドライブ促進のための購入行動分析
- 電気自動車の普及・需要予測とインフラ整備のあり方